昨日、秋田市土崎相染町字浜ナシ山の中古住宅をご契約いただきました。
実はこの物件、以前は他社様で販売されていたものの、ご縁には至らなかったそうです。
築年数も経過していたことから、売主様も「もう解体して更地で売るしかないかもしれない」とお考えでした。
そんな中、ご縁をいただき、訪問査定に伺いました。
家の中を見せていただき、お話を伺うと、昭和60年代に大規模な改修工事をされていることが分かりました。
その瞬間、頭の中で一つの答えが浮かびました。
「この家は、まだ終わっていない。」
建物は年数を重ねています。
でも、それ以上に感じたのは、これまで大切に住み継がれてきた時間でした。
だから私は、解体ではなく、「このまま住みたい」と思ってくださる方を探してみようと決めました。
結果は、約2か月でご成約。
新しいオーナー様へ、この家を引き継ぐことができました。
不動産の仕事をしていると、築年数や面積、価格だけでは測れない価値に出会うことがあります。
数字だけを見れば「古い家」。
でも、実際に足を運び、建物に触れ、売主様のお話を聞くことで見えてくる価値があります。
だから私は、査定の際にはできるだけ現地へ伺いたいと思っています。
AIやデータはとても便利です。
しかし、最後に判断するのは人です。
その家が持つ空気や、手入れの跡、住まわれてきた方の想い。
それらは、現地でしか感じることができません。
今回のご契約は、改めてそれを教えてくれた一件でした。
売主様、買主様、このたびは大切なご縁をお任せいただき、誠にありがとうございました。